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最近太陽黒点が賑やかに

最近、太陽面に黒点が目立つようになってきました。
2020年から第25活動期間に入り、2025年に予想される極大期に向けて順調に黒点が増えてきているようです。
肉眼で見えるほど大きくなった黒点(1/21撮影:この時点では少々小さくなっている)
2023/01/21大黒点
2/18撮影。沢山の黒点が見えています。2023/02/18黒点多数2/26撮影。ややおとなし目。でもしっかり黒点が出ています。2023/02/26黒点普通

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小惑星2001CC21による恒星食

小惑星2001CC21による恒星TYC3799-00311-1(9.3等)食の観測を行いました。
これは、はやぶさ2拡張ミッションの観測対象となっている天体の詳細情報を得るための観測協力となっているものです。対象となっている小惑星2001CC21は非常に小さく(推定600m)、軌道も誤差があるため、多くの観測者の参加が望まれています。
ということで、今回の2023/2/8(9日未明)の現象は限界線が比較的近くを通るので、観測を行いました。
結果は、下図(現象中央時間付近の対象星の光度変化:1フレーム33.3ms)の通り、シンチレーションと思われる光度変化の他に減光と思われる現象は確認できませんでした。

この現象についての詳しい説明はこちらのサイトを参照>>

2つのZTF彗星

2つのZTF彗星が今明るく見られます。
1つ目は ZTF彗星(C/2020 V2) 天の北極付近を移動中で、一晩中見えます。9等級台とそれほど明るくはなりませんが、1/6頃地球に最接近、5月に近日点通過となります。下の写真は1/3夜撮影したもの。C/2020 V2 ZTF
本命は2つ目のZTF彗星。ZTF(C/2022 E3)
現在明方の空、かんむり座付近にありますが、今後天の北極付近を通過し一晩中見えるようになります。1/12に近日点通過、2/2に地球と0.28AUまで接近し、4等級台まで明るくなると予想されています。うまく明るくなれば肉眼で尾が見えるようになる…かもしれません。期待したいところです。
下の写真は1/3夜(1/4明方)撮影したもの。写真では尾が伸びているのが分かりますが、眼視ではまだよく分かりませんでした。
C/2022 E3 ZTF

富士山頂(付近)に沈む金星

ダイヤモンド富士、ではなく〇〇富士(〇には何が入るのでしょう?)とも言うべき、金星が富士山に沈む様子。
ちょうど山頂に沈むと格好良かったのですが、1日~2日早かったようで富士山頂やや左に沈んで行きました。
2023年1月1日。EOSkissX6i+300mmレンズにて撮影。動画は約10倍速。

2022/12/30 月面X

2023年は(日本で)夜に月面Xを見ることが出来ないので、この日は月面Xの見納め。
段々浮かび上がってくる様子をタイムラプスで撮ろうとしたが、前後30分位の撮影ではあまり変化が分かりませんでした。
この日の月。欠け際中央やや上に月面Xが見え始めたところ。
2022/12/30の月月面X

2022/12/14-15 ふたご座流星群 その2

ATOMCam2で撮影した動画から、明るい流星の写っている部分のみまとめた動画を作成しましたので公開します。
ナイトモードだと白黒になってしまうのが残念ですが、沢山の明るい流星が映ってくれました。

こちらはASI290MC(惑星撮影向きCMOSカメラ)+4mmレンズで撮影。天頂付近。あまり多くの流星は捉えられませんでしたが、一応こちらはカラーです。

2022/12/14-15 ふたご座流星群

2022/12/14-15 のふたご座流星群
まだ画像処理中ですが、とりあえず明るい流星の動画 と 動画から作成した静止画をいくつか。
ATOMcam2にて撮影した動画と
その動画を1時間分比較明合成したもの。 夥しい数の流星が写っています。富士山前に時々人が来ているので山は隠れがち。
22/12/14 24時台22/12/14 25時台

2022/11/08皆既月食&天王星食

とりあえず画像をいくつか。
皆既食最大(20:00頃)/天王星潜入(20:41頃)/天王星出現(21:23頃)中央付近潜入IMG_6586出現IMG_6653

2022/07/22 X4471接食 の覚え書き

2022/07/22 26時過ぎ(07/23 2時過ぎ) X4471の北限界線が山梨-埼玉付近を通ります。
等級8.5等と暗いものの、カスプ角14度、輝面比29-、高度27度 と他の条件はまずまず良好のため観測に臨みたいと思います。
アクセスしやすい東松山付近で観測予定ですが、埼玉東部にアクセスしやすい人は、吹上や鴻巣など荒川沿いが良いかもしれません。
地図上の限界線は0度、-0.2,-0.4,-0.6,-0.8″のラインで、-0.3″から-0.7″位のところが月縁が複雑で面白そうです。
詳細データは 相馬先生のこちらのページ
接食の予報 (nao.ac.jp)
その中の、 2022年7月22日(UT) X 4471 限界線 月縁
にあります。
以下、関東付近の限界線。赤いラインが北限界線。以下-0.2”、-0.4"、-0.6"、-0.8"。
タイトルなし2
関越自動車道 東松山IC付近の限界線
タイトルなし
上記東松山付近での月縁図。厳密には標高補正や観測地の緯度経度で補正が必要ですが、埼玉県付近では下図と大きな違いはありません。
月縁図

4月こと座流星群

1月のしぶんぎ座流星群以降、しばらくお休みだった流星観測も春の訪れとともに再開。
冬は寒くて外で観測する気がおきない…というか、沢山流れるような目立った流星群もないので、どうしてもこの時期は流星観測のシーズンオフとなってしまいます。
4月こと座流星群はそれほど沢山の流星を流してくれるような流星群ではありませんが、たまに活発化することもある、というのと明るい流星が見られることもあるので、4/22夜に観測に行ってみました。
途中からは雲も多く、流星もそれほど流れませんでしたが、24:53頃明るい流星が写ってくれました。こと群220422
プロフィール

よしはる

Author:よしはる
星空案内人
(星のソムリエみたか)
流星、掩蔽、などの観測をしたり、天体写真を撮影したり、東京都多摩地区などで観望会(天文普及活動)を行ったりしています。

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